九州佐賀国際空港活性化協議会と、「ロングライフデザイン」をテーマに物販や飲食、観光、出版の活動を行なうディアンドデパートメントは、ワゴン車などのチャータータクシーによる乗合旅「シェアトラベル佐賀」の共同プロジェクトを開始した。九州佐賀国際空港を利用した人や物の交流促進を図る取り組みとして行なうもの。チャータータクシーで特別な体験をシェアする、新しい旅のスタイルを提案する。
定員は2名から最大8名までで、乗合人数が増えると料金が下がる仕組み。コースはディアンドデパートメントのガイドブック「d design travel」の編集部が佐賀号の制作時にリサーチした、選りすぐりのスポットを組み込んだ。
例えば、羽田発着の「佐賀のロングライフデザイン定番旅」では、「井手ちゃんぽん」で地元で人気の味を楽しみ、「武雄市図書館」を視察。志田と有田の焼物の産地では窯元を訪問する1泊2日のコースとした。料金は航空券と宿泊代、チャータータクシー代を含め、8名の場合は7万7300円。これは2名催行時より2万6200円割引となる。このほか、フードツーリズムや日本酒ツーリズムなど、全部で4コースを設定した。
ツアー開始にあわせ、申し込みを受け付ける専用のウェブサイトを開設。ツアーの申込み画面では、ツアーをシェアする現在の申込み人数も表示する。まずは2018年3月までに1000人の集客を目指す。将来的には親子限定のシェアトラベル企画や、参加者が催行日を設定して同乗者を集める企画も導入するほか、訪日外国人旅行者向けのツアーも開発する予定だ。
なお、ツアーの申込みと販売は西鉄旅行が実施する。