北海道で山岳遭難救助ロボットコンテスト、JTBらの協賛で自動運転バスの実証実験も

2017年10月14日より北海道上士幌町にて、自動運転バスの実証実験と遭難救助ロボットコンテストが開催される。地域が抱える課題のうち、移動手段と山岳遭難にフォーカスをあて、ロボット技術の活用可能性を検討する内容だ。

ロボットコンテストの名称は「Japan Innovation Challenge 2017」。トラストバンクと北海道上士幌町のほか、アルプス技研、JTB西日本の協賛で開催される。10月16日から20日にわたり、実際の山を使用して、「発見」「駆付」「救助」の3課題を競うもの。「発見」分野では、遭難者を発見して現在地を確定できた場合、毎日1組に賞金50万円を提供。「駆付」分野は、遭難者の現在地に機材を到着できたばあいに賞金500万円(達成チームで分配)を授与。「救助」分野では、遭難者を指定の場所に搬送できた場合、期間中1組に賞金2000万円を授与する。

自動運転バスの実証実験は、上士幌町の町道で交通規制をかけた区間(約600m)で実施。14日から16日までの3日間にわたり、一般向けに10分間の試乗体験を提供する。

北海道上士幌町は、町内の約8割が森林地帯、人口約5000人の町。ふるさと納税などで集まった寄付金を使い子育て・少子化対策を実施。その結果、減少していた人口が増加傾向に転じたという。

コンテスト詳細は以下のページまで。

Japan Innovation Challenge 2017

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…