民泊ベンチャーが無人型の宿泊施設を開業、AI活用で業務自動化やスマホでチェックインなど、稼働率8割超に

フィンテックを主力事業とするメタップスの子会社で、賃貸や民泊のコンサルティングなどを行なうVSbiasは、2017年10月、大阪に無人型宿泊施設「Commune(コミューン)」を開業した。

スマートロックやタブレットを活用したスマートチェックインや、AI(人工知能)を活用した業務自動化で、現地スタッフが不在で場合でも運営できる宿泊施設としたのが特徴。同社が行なった3800室超での宿泊施設管理で蓄積したデータとノウハウを用い、業務効率化を実現したという。

例えば、従来は人が主導で行なっていた部屋割りや価格調整にはAIによる自動化を目指す。フロントスタッフは常駐せず、かわりにチャットで24時間コミュニケーションを行なう。客室には音声アシスタント端末を導入。宿泊客がハンズフリーでサービスを依頼できるようにしたほか、音声配信サービス・動画配信サービスなどエンターテイメントも無料で提供する。

ターゲットは訪日旅行者。訪日客向けに、レストラン予約やタクシー配車、病院への連絡代行など旅行サポートも用意する。運営状況は好調といい、開業1か月の11月には稼働率が80%超で推移しているという。

VSbias:報道資料より

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