中国の検索大手「バイドゥ(百度)」の日本法人はこのほど、2017年の訪日中国人による検索動向を発表した。それによると、都道府県別・人気ワードランキングの1位は「大阪府」、2位は「東京都」で昨年と同じ。3位は京都府、4位は沖縄県。昨年3位だった「北海道」がトップ5から外れ、今年の5位には「奈良県」がランクインした。
一方、温泉関連ワードランキングをみると、1位「定山渓温泉」、2位「洞爺湖温泉」、3位「登別温泉」と北海道がトップ3に。訪日中国人は「北海道」といった広域名ではなく、具体的な温泉地名を使用している傾向が明らかになった。
観光地・名所ワードランキングでは、1位は前年同様「富士山」。2位は「江の島」、3位が「浅草寺」、4位「お台場」、5位「海遊館」で、2位から5位までは全て前年と入れ代わる結果に。江の島の人気は漫画『スラムダンク』の影響という。
また、日本食に関するワードの1位は「日本酒」。2位が「サーモン」、3位「味噌汁」、4位「おでん」、5位「お好み焼き」となり、1位から5位までのすべてが前年と入れ替わった。
各種ランキングのトップ5は以下のとおり(カッコ内は前年の結果)。
都道府県 検索ランキング
- 大阪府(大阪府)
- 東京都(東京都)
- 京都府(北海道)
- 沖縄県(沖縄県)
- 奈良県(京都府)
温泉 検索ランキング
- 定山渓温泉
- 洞爺湖温泉
- 登別温泉
- 白浜温泉
- 川湯温泉
観光地・名所 検索ランキング
- 富士山(富士山)
- 江の島(清水寺)
- 浅草寺(東京タワー)
- お台場(忍野八海)
- 海遊館(金閣寺)
日本食 検索ランキング
- 日本酒(サーモン)
- サーモン(あんこう)
- 味噌汁(クレープ)
- おでん(うな重)
- お好み焼き(ほたて)