【年頭挨拶】Booking.com 日本統括ディレクター、アダム・ブラウンステイン氏 ―民泊に注力、新たに「決済」に柔軟性を

ブッキングドットコム・ジャパンの北アジア地区統括 兼 日本地区統括 リージョナル・ディレクター、アダム・ブラウンステイン氏が2018年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。

同社は昨年、国内掲載施設数が倍増となる約2万1000軒を記録。また、国内での認知度も急上昇しているとして、2018年も継続的な成長を見込む。加えて、今年は国内の民泊施設の掲載にも注力。決済の柔軟性も視野に、ますます多様化する旅行スタイルに対応していく方針を示している。

発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。


新春を寿ぎ、謹んで新年のお喜びを申し上げます。

2017年は、お蔭様でブッキング・ドットコム・ジャパンにとりまして大きく飛躍する年となりました。

私、個人といたしましても北アジア地区および日本地区の統括に就任し、2回目の新年を日本で迎えることができました。お正月は義理の両親が住む埼玉の実家にいき、お餅つきなどをしながら日本の正月を過ごすことが毎年恒例の家族の行事となっています。私は、心より日本の人々と文化を敬愛しており、このような機会に恵まれたことを本当に幸運だと思っています。

2017年、ブッキング・ドットコムは、国内の掲載施設数を昨年から約100%増となる約2万1000軒を超えるまで伸ばすことができました。これにより、更に多くのインバウンド客からのご予約を賜ることができました。2018年も、引き続き国内の新規掲載施設様との契約を継続的に増やしていきたいと願っております。

また、2017年は、想像を超えるほど多くの日本人のお客様からの国内宿泊でのご予約を頂くことができるようになりました。ブッキング・ドットコムの国内のでの認知度が徐々に上がってきているからだと思います。これまでは、外国人による予約、あるいは日本人の海外旅行の宿泊予約に強みがあるとの印象を持たれがちなブッキング・ドットコムでしたが、いまや国内のお客様のご予約の約半数は国内旅行の予約となっております。

これからは、「海外のサイト」という枠を超え、日本のお客様の国内の宿泊予約においても当サービスがお役に立てるよう、引き続き努力してまいる所存です。

そして、2018年に向けては、多様なお客様のニーズを満たすため、国内の民泊施設の掲載にも注力していきたいと思っています。

当社の行った調査によれば、世界の旅行者の3人に1人(33%)が「一軒家やアパートメントなどのバケーションレンタル(民泊のような施設)に泊まりたい」と回答し、実に5人に1人(21%)が「自分の部屋や別荘を宿泊予約サイトに掲載してみたい」と回答しています。当社のサイトには、すでに世界で80万軒を超えるバケーションレンタルというタイプの日本でいう民泊に近い施設が多く掲載されております。

先日、楽天ライフルステイ様との国内での民泊事業での提携の発表をさせていただきました。この提携により、これまでのホテル、旅館、ビジネスホテル、カプセルホテルなどに加え、民泊施設がブッキング・ドットコムに多く掲載されることになります。ブッキング・ドットコムでは、消費者の利便性も鑑み、ユーザーは一つのサイト上で比較検討、予約が可能になります。一泊目を旅館やシティホテルで、二泊目以降を民泊施設でと個性的な旅のプランを自由にブッキング・ドットコムで管理できるようになります。今後、旅のスタイルは、ますます変化し多様化していくことでしょう。このような変化にも即座に対応できるように、更に調査、ITへの投資を強化してまいります。

また、2018年の重要なアクションの一つに、ペイメントの柔軟性を計画しています。現時点では、ブッキング・ドットコムでの宿泊予約は、現地決済が基本となっています。新たに、事前決済のテスト導入を計画しており、これにより施設様にとって柔軟な販売方法をご選択いただけるようになります。具体的な導入については担当営業から施設様に提案できるかと思います。

ブッキング・ドットコムは、世界で年間約数億人ものお客様にご愛用いただいている世界最大の宿泊予約サイトです。日本、そして世界のビジネスパートナーの皆様のお役に立てるように社員一同精一杯頑張ってまいりますので、2018年も一層のご支援、ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

ブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社


北アジア地区統括 兼 日本地区統括 リージョナル・ディレクター
アダム・ブラウンステイン

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