日本航空(JAL)代表取締役社長の植木義晴氏が、2018年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。
同社は2017年に「挑戦、そして成長へ」をテーマとする新・中期経営計画を発表。本2018年もそこで掲げたビジョンの実現を目指し、安全と高品質なサービスの提供に集中。併せてグローバルな変化への対応や従業員の仕事しやすさにも対応していきたいとの想いを伝えている。
発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。
2018年 年頭所感
新たな年を迎えるにあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
はじめに、昨年も大変多くのお客さまにJALグループ便をご利用いただきましたこと、改めまして御礼を申し上げます。
2017年は「挑戦、そして成長へ」をテーマに「2017 - 2020年度JALグループ中期経営計画」を発表させていただきました。新中期経営計画では、「世界のお客さま、そして地域と社会」のために、私たちの目指す将来の姿としてJAL Visionを掲げています。
〔JAL Vision〕
「世界のJALに変わります」×「一歩先を行く価値を創ります」=「常に成長し続けます」
JAL Visionの実現に向けて、「どこかにマイル」や「整備業務専用アプリの開発」など、商品・サービスの展開や業務プロセスの改革において、最新デジタル技術を活用した具体的な取り組みを絶え間なく実施している点、そして、これらの取り組みが企業価値向上や収益性に寄与している点などについて、お客さまをはじめ社会の皆さまから高く評価いただきました。
引き続き「フルサービスキャリア事業を磨き上げる」ことに取り組み、安全と高品質なサービスに必要な費用を投じながら一歩ずつ着実に進み、グローバルな変化に対応できるよう、新たな挑戦を続け、お客さまに常に新鮮で感動していただける価値を創造してまいります。
また、昨年は働き方改革の一環として、仕事(work)と休暇(vacation)を組み合わせた「ワーケーション」を推進し、休暇を取りやすい制度の充実と風土の醸成に取り組みました。
これからもJALは働き方改革を継続的に行い、社員がより働きやすい会社を目指し、さまざまな取り組みにチャレンジしてまいります。
今年も一便一便、お客さまのご搭乗に感謝し、JALグループの全社員が心を一つにしてお客さまの気持ちに寄り添ったサービスを提供し、「世界で一番お客さまに選ばれ、愛される航空会社」になれるよう、一歩ずつ歩みを進めてまいります。
今年一年のご愛顧を心よりお願い申し上げますとともに、皆さまにとりまして2018年が素晴らしい一年となりますようお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
2018年元旦
日本航空株式会社
代表取締役社長 植木義晴