プリンスホテルは2019年7月、会員制旅館「プリンスバケーションクラブ三養荘」をオープンする。プリンスホテルが2019年度から展開する会員制ホテル事業の第2弾で、旅館での展開は初めて。三養荘の別館の客室8室を利用する。
4万2000坪の敷地に建つ三養荘は、1929年に旧三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎氏の長男・久彌氏の別邸として建築された数寄屋造りの和風建築で、2017年6月には本館の玄関や茶室棟、客間棟、居間などが国の登録有形文化財となった。
会員制旅館とする別館は1988年に建築家・村野藤吾氏の設計で新館とともに開業した建物。8室全てが90平米を超える広さを有し、かけ流しの温泉も備える。会員制旅館としての開業前には客室にベッドやテーブルを配置するほか、大浴場、ラウンジ、食事処などでリニューアルを行なう。
第一期会員募集は2018年9月上旬に開始。総募集口数は84口で、第1期募集価格は1口8000万円~。その他、利用料金は1室1万7820円(スタンダード)~、年会費19万4400円。