タイを拠点とするホテル企業大手、デュシットインターナショナル傘下のデュシタニ・パブリック・カンパニー(DTC)はこのほど、富裕層向けバケーションレンタル事業「エリートヘブン」を買収した。
エリートヘブンは富裕層向けバケーションレンタル分野のマーケティングや予約、コンシェルジュ業務、マネジメントサービスなどを包括的に実施。現在、インドネシアやタイ、スリランカ、モルディブで200軒以上の宿泊施設を展開している。
DTCは2017年、コンドミニアムや別荘レンタル事業を手掛けるタイのスタートアップ「Favstay」への投資を行いシェアリングエコノミー事業に参入。2018年4月にはミレニアル世代に向けた新たなホテル「ASAIホテル」を開業している。そして今回、エリートヘブンを買収することで、新たな市場でバケーションレンタルを視野に入れたホテル運営業務を積極的に推進。これらを通じて同社の戦略である「バランス」「多様化」「拡大」を実現し、利益向上につなげる考え。