セーバー、新たな航空取引プラットフォームを稼働、価格適正化機能などオープンAPIで利用可能に

セーバー・コーポレーションはこのほど、業界初となるデジタル航空取引プラットフォーム(Digital Airline Commercial Platform =DACP)を稼働開始した。航空会社では、アエロフロート、エチオピア航空、エティハド航空がスタートと同時に参画している。

同プラットフォームは、今年初めに計画を発表していたもので、リテール業務のパーソナライズ化を目指したソリューション。航空会社の流通経路における利用客とのあらゆる接点を網羅したプラットフォームで、動的価格設定(ダイナミック・プライシング)機能、オープンAPIハブ、高速エンジンなどを備えているほか、空港勤務スタッフのチェックイン業務を効率化するモバイル対応のデジタルワークスペース機能も組み込んだ。

同プラットフォーム開発でベータパートナー航空会社の一社として参画してきたエチオピア航空では「すでにデジタルワークスペース機能を導入した成果が出ており、予約・問い合わせ担当スタッフがスクリーンと格闘する時間が短縮。その分、利用客とのやり取りにもっと労力を割くことができるようになった」。

同様にテスト段階から参加し、価格の適正化に役立つダイナミック・アベイラビリティ機能を導入したエティハド航空では「実際の価格変動データを使い、継続的にフィードバックを行うソリューションで、当社のビジネス戦略により合致したプライシングが展開できる」と話した。

価格適正化機能:セーバー特設サイトより

各機能の詳細は以下まで。


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