マリオット・インターナショナルは、ホームシェアのパイロットプロジェクト「トリビュートポートフォリオホームズ」を拡大する。一定期間試験的に実施するもので、先に実施済みのロンドンに続き、パリ、ローマ、リスボンでの展開が決定した。
ロンドンでは2018年初頭から5か月間、ロンドン拠点のホームレンタルシェア管理会社「ホストメーカー」と共同で実施。2018年10月2日からは、パリ、ローマ、リスボンでもホストメーカーとのコラボで340軒以上の宿泊先を提供する。
同プロジェクトでは、例えばエッフェル塔を望む天井から床まで伸びるドアが設置された3ベッドルームのパリジャンアトリエ、ローマでは優れたデザインのイタリアンミッドセンチュリースタイルのアパートメント、ポルトガルのリスボンでは中心地に位置する戸建てなど、多種多様なレジデンスをそろえた。
同社によるロンドンでのパイロットプロジェクトの実施結果によれば、利用者は通常のホテルと比較してホームシェアには2倍以上の泊数で滞在。また、多くのゲストが複数のベッドルームがある宿泊施設を検索し、フルキッチンや室内洗濯機付きの宿泊施設が好まれることが判明したという。