飲食店の予約顧客管理などを手がける「Table Check(テーブルチェック)」は2018年11月5日から、飲食店の電話予約の無断キャンセルを防ぐ「電話予約向けキャンセルプロテクション」の申し込み受付を開始する。従来もネット予約の無断キャンセル対策を提供していたが、電話予約にも範囲を広げる。飲食店のNo Show(ノーショー)は社会問題となっており、11月1日にも有識者や経済産業省らが損害賠償請求は可能との考えを示した対策レポートを発表したばかり。
電話予約向けキャンセルプロテクションは、電話で予約を受け付けた際に、飲食店側が仮予約を入力すると、予約希望者にクレジットカード情報入力フォームをSMSまたはEメールで自動送信。有効時間内にクレジットカード情報を入力すると、仮予約が本予約に更新され予約が完了する仕組み。同社が提供する予約顧客管理システム「テーブルソリューション」の一機能としてネット予約に対応していたが、電話予約でも事前決済や与信に対応できる仕組みを構築した。電話予約向けのこうした無断キャンセル抑止機能は業界初だという。
テーブルチェックが2018年5月に実施した調査によると、無断キャンセルをした際の予約手段の約6割が電話予約。No Showが最も発生しやすい予約手段となっていることがうかがえる。