大分県と全日空(ANA)、Airbnb(エアビーアンドビー)は2018年11月14日付で、国内外へ大分の魅力を発信し、観光客増加による地域活性化を図る目的で観光振興に関する覚書を締結した。相互に連携し、大分の宿泊施設や体験プログラムの受入態勢を整備するほか、ANAやAirbnbのネットワークを通じて情報発信を強化する。
具体的には、大分の自然文化や食が体験できる農村民泊家庭に対し、Airbnbへの参加を促す登録セミナーの実施や写真撮影などを支援。宿泊客開拓では、ANAマイレージクラブ会員約3200万人や搭乗者へのアプローチを検討しているほか、Airbnbでの体験プログラムの掲載も促進する。
観光庁の宿泊旅行統計調査によると、2017年の訪日外国人延べ宿泊者数の伸び率は大分県が前年比67.7%増でトップ。2019年はラグビーワールドカップ2019の大分開催も決定しており、農村民泊や体験プログラムの販売体制を整備して、旅行者の来訪促進を図る。