総務省統計局がまとめた家計消費状況調査によると、2018年12月の世帯単位(非利用者を含む)のネットショッピング支出額は前年同月比29.9%増の1万6871円。例年12月の支出額は大きいものの、2018年はその傾向が特に顕著だった。ネットショッピング利用世帯の割合は前年比6.2ポイント増の44.4%。利用1世帯あたりの支出額は12%増の3万8019円だった。
また、利用内訳をみると、増加幅が最も大きいのが旅行関係費(43.5%増)で、支出全体への寄与度は7.59%。次いで食糧費(30.9%増)の寄与度が4.77%。
なお、2018年暦年でみると、世帯単位でのネットショッピングの月平均支出額は1万2610円で19.1%増。利用1世帯あたりの支出額は3.8%増の3万2056円。旅行費の増減率は月平均3083円で26.9%増、名目寄与度は6.18%。
ここで示している数値は、二人以上の世帯を対象に調査したもの。増減率は、物価増減の影響を加味しない「名目増減率」。旅行関係費には、宿泊料、運賃、パック旅行費が含まれている。