ANA総合研究所とナビタイムジャパン、エクスペディアの3社は、共同で新たな訪日旅行サービスを開始する。ANAグループと三井住友ファイナンス&リースが発起人となり発足した「地域創生インバウンド協議会」を通じて連携をおこない、海外から地方への誘客促進で地方創生につなげるもの。ANAグループが欧米豪を対象に実施中の訪日外国人誘客事業「Odyssey Japan(オディッシージャパン)」をコアに展開する。
具体的には、ANAグループが地方自治体と連携してインバウンド事業の受委託を実施。地域の魅力発掘と旅行商品「Odyssey Japan」の造成をおこなう。一方、エクスペディアは同社のプラットフォームを生かし、欧米豪に向けて同商品を販売。ナビタイムは同商品を利用する旅行者用に、日本国内での旅行計画や移動を支援する多言語観光ナビアプリを提供する。
エクスペディアによる他社と連携したパッケージツアー(航空、ホテル、現地ツアー)の販売や、ナビタイムによる旅行商品連動型のナビゲーションサービスの提供は日本で初めてという。
「Odyssey Japan(オディッシージャパン)」は、2017年12月に立ち上がった滞在型旅行を通じて地域活性化につなげる欧・米・豪市場を対象とした訪日旅行者誘客事業。同事業の名称「Odyssey」は、人生をかけた重要な旅、冒険の旅といった意味を持つ言葉だ。