岐阜県飛騨市とKDDIはこのほど、飛騨市の地域活性化に関する協定を締結した。飛騨市の水田の水管理省力化が目的。ICTを活用したスマート農業システムの実証事業を2019年4月から実施し、水管理の作業時間を約80%以上削減することを目指す。
飛騨市の農業が農家の高齢化、担い手不足などの課題を抱えているのが背景。具体的には、水田センサーを設置し、異常時にはスマホなどにメール通知。豪雨など道路の冠水事故が起きやすいポイントにネットワークカメラを設置して遠隔撮影を行うことで、災害時のタイムリーな情報把握にも活用する。