独立系ホテルのキャッシュバックポイントカードを運営するAカードホテルシステムは、「出張ビジネスマンのホテル利用実態」に関するアンケート調査を実施した。これによると、出張に伴う年間平均宿泊数は前年並みの「41泊」。過去11年間の推移から、好況時で40泊前後、不景気時でも30泊前後の宿泊需要があるという結果になった。
出張予算をみると、東京・大阪で1泊9000円から1万円、地方都市で8000円程度となっている一方で、実際の宿泊金額は6900円程度。予算と実際の支払金額には1100円~3100円程度の乖離があることがわかった。
出張時の宿泊予約ルートで最も多いのは、「自分でインターネットで予約する」(67%)が昨年同様で最多。次いで「自分でホテルに直接電話をかけて予約する」(21%)、「担当管理部署が予約してくれる」(5%)の順。ネット経由での予約は過去5年間連続で最多となっているものの、2016年と2017年に比較すると10%以上縮小。代わりに電話での予約が拡大した。
なお、ネット予約で利用したサービスは、「一般予約(楽天・じゃらんなど)」が41%、「対象ホテルの公式ホームページ」が33%でいずれも増加。予約に利用したデバイスはPCが3ポイント減の49%、スマホが2ポイント増の21%となっている。
この調査は、2019年1月4日から11日まで実施されたもの。調査対象はAカード会員4420名。