観光庁が発表した主要旅行業者49社の旅行取扱状況によると、2019年4月の総取扱額は前年同月比14.5%増の4422億9344万円だった。このうち、海外旅行が23.4%増の1819億4128万円、外国人旅行は7.4%増の282億1329万円、国内旅行は9.1%増の2321億3887万円だった。
観光庁による旅行会社への聞き取りによると、海外旅行はゴールデンウィーク(GW)10連休の影響で、欧州中心に好調。国内旅行も全方面で旅行者が増えた。外国人旅行はイースター休暇の影響で欧米豪中心に好調だった。また、旅行商品ブランド(募集型企画旅行)の総取扱額は13.5%増の1136億2765万円で、取扱人数は3.5%増の283万2924人。総取扱額の伸びに取扱人数が追いつかない状況は変わっていない。
上位5社の総取扱額では、KNT-CTホールディングス(13社計)の5.3%増を除き、いずれも2桁の伸び。エイチ・アイ・エス(HIS、6社計)は主力の海外旅行で43.7%増と大きく伸ばし、全体でも37.1%増と躍進した。最大手JTB(11社計)は16.8%増だった。