凸版印刷と通信・インターネット事業のトランザスはこのほど、客室テレビにスティック型端末を挿入することで施設や周辺観光情報、エンタメコンテンツなどを提供するプラットフォームを国内ホテルに導入開始した。多言語(日本語、英語、中国語)対応も順次行い、2023年までに3万室への提供を目指す。情報一元化とともに、将来的なホテル業界の人手不足解消につなげる狙いもある。
凸版印刷のサービス基盤「旅道プラットフォーム」と、トランザスのホテル向けコンテンツ配信システム「NGH」を連携。地域情報・観光案内などをホテルの客室テレビで配信するサービスを開発した。導入ホテルはテレビにスティック型端末を挿入。利用者はスマホなどで施設Wi-Fiに接続し、テレビに表示されるQRコードを読み取り、各種サービスの定評を受ける仕組みだ。
現時点ではホテル内インフォメーションや動画コンテンツの提供にとどまっているが、2020年1月以降、周辺観光情報やクーポン、施設・アクティビティ予約、雑誌や漫画のエンタメ情報も追加する。