エアビーアンドビー(Airbnb)は、2019年11月2日に閉幕したラグビーワールドカップ2019の開催期間中の宿泊者数を発表した。それによると、全国での宿泊者数は前年同期比で約1.5倍の65万人となり、12開催地では前年同期比で2倍以上となる110%増の37万人に達した。
Airbnbは大会期間中、12開催地のうち大分県、釜石市、熊本県、神戸市西区・北区、東大阪市で「イベント民泊」を実施。宿泊者が増加したことにともない、ホストの収益も前年同期比 108%増となった。
「イベント民泊」とは、大規模イベント開催時に、行政が住民に住宅を宿泊施設として提供してもらうこと。要請を受けた住宅は、イベント民泊実施期間中であれば、簡易宿所の営業許可や特区民泊の認定などの許認可がなくても住宅宿泊を営業することができる。
大会期間中の海外からの旅行者の出発地は145ヵ国、8,894都市。特にイングランド、オーストラリア、ニュージーランド、フランス、カナダ、アイルランドなど大会参加国からの宿泊者数が顕著に増加した。