ブッキング・ドットコムは、スポーツ観戦に関する意識調査の結果を発表した。2020年は東京2020をはじめ、ヨーロッパでは「UEFA EURO 2020」が開催されるなど、世界的に大きなスポーツ大会が予定されていることから調査を実施したもの。
調査結果によると、世界中の旅行者の約5人に1人(19%)が 「自国のチームが出場する大きな大会を見るために旅行するなら、そのためにハネムーンをキャンセルする」と回答。特にインドのクリケットファン(41%)、中国のバスケットボールファン(41%)、タイのサッカーファン(32%)でその割合が高い結果となった。日本ではサッカーファンが21%と高い傾向となった。
また、世界中のスポーツファンの18%が、「自国のチームが決勝戦で戦う姿を見るためなら仕事を辞めてでも行きたい」と回答。この割合は18〜34歳の年齢層でさらに上がり26%となった。ラテンアメリカのサッカーファンではその割合は高く、ブラジルで21%、アルゼンチン18%、 メキシコ18%、コロンビア15%となった。
2018年には世界中の旅行者の87%が自国のチームの試合を観戦するために年1~5回の旅行を経験。日本は世界平均よりも高い88%になり、この割合が最も高かったのはサッカーファンだった。さらに、世界中のスポーツファンの69%は、「自分の住む地域から離れた場所まで試合を見に行くために旅行したことがある」と回答。 アウェーに最も多くのファンが応援しに行くスポーツはサッカーで、 次いでバスケットボール(20%)とテニス(17%)の順となった。
自国のチームを応援するための観戦旅行で日本のスポーツファンが滞在先選びで重視することは、「手頃さ(77%)」と「スタジアムや会場との位置関係(73%)」。また、53%が何時に観戦が終わってもいいように「24時間チェックイン対応をしている宿泊施設」を検索していることも分かった。
この調査はブッキング・ドットコムが2019年8月8日から9月2日にかけて独自に実施。29のマーケットを対象とした18歳以上のスポーツファン2万2,603名が回答しました(オーストラリア、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、日本、中国、ブラジル、インド、アメリカ、イギリス、ロシア、インドネシア、コロンビア、韓国からそれぞれ1,000名、ニュージーランド、タイ、アルゼンチン、ベルギー、カナダ、デンマーク、香港、クロアチア、台湾、メキシコ、オランダ、スウェーデン、シンガポール、イスラエルからそれぞれ500名)。