米国務省は、渡航警戒レベルを最高の「レベル4:渡航中止(Do Not Travel)」に引き上げた。米国市民に対して旅行制限措置を実施し、国境を閉鎖している国が多く、多くの国際線も運休していることから、海外へ出国すれば、その予定は混乱に陥り、長期間にわたって、米国以外に留まるざるを得なくなる可能性があると警鐘を鳴らしている。
米政府はすでに3月14日に、在外大使館および領事館の職員の出国を認めていることから、海外での米国市民に対するサービスは限定的になりうるとしている。
米政府は、これまで中国とイラン、韓国とイタリアの一部地域への渡航中止を勧告していた。また、米国の入国については、中国とイラン、欧州に過去14日以内に滞在した外国人の入国を禁止する措置を継続している。