リモートワーク滞在に特化したホテル予約サイト開設、ガイアックス社が旅行業参入で展開、4泊5日で1.9万円から

TABICAなどシェアリングエコノミー事業を展開するガイアックス社は、滞在型リモートワークに特化したホテルワーク予約サイト「Otell」を開設した。テレワーク環境が整った宿泊施設を、平日4泊5日に特化して貸出す。コロナ禍で増加する在宅勤務者のストレスと、宿泊事業者の売上不振の解決を目指すという。

掲載する宿泊施設は、首都圏近郊でテレワークに集中できる設備を完備する施設に限定。個室やWi-Fi、電源と机、椅子、モニター、デスクライト、テーブルタップが必ず設置されている施設で、同社のヒアリングで多かった都内に2時間以内で移動できる施設でのホテルワークを希望するニーズに対応する。

料金は、平日4泊5日で1万9800円、2万4800円、2万9800円の3プライス制。ホテルの稼働の低い平日に限定することで、低価格の設定を可能にした。宿泊施設には、タオル交換や清掃などのコスト削減ができるメリットがあるという。

なお、現在ガイアックスは旅行業登録を申請中。登録完了までは手数料なしで営業する。また、今後は東京以外にも大阪、名古屋、札幌、福岡にサービスエリアを拡大。21年5月には、より集中と休息に特化したOtellのコンセプトルームも開始する予定だ。こうした取り組みで、2021年末までに会員数延べ10万人、流通総額3億円の事業への成長を目指すとしている。

ホテルワーク予約サイト「Otell」 

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