ニュージーランド政府が、2022年1月から海外在住の自国民の帰国、4月からは海外からの観光客の受け入れを認めると発表した。
ニュージーランドは現在、海外からの観光客の入国を禁止し、自国民の帰国については、到着後2週間、軍が管理するホテルでの隔離が義務付けられている。
ニュージーランドは、パンデミック中、厳しい水際対策を実施し、新型コロナの封じ込めを目指していたが、8月に入ると感染者が増加。10月にはその基本戦略を見直さざるを得なくなった。今回、国内のワクチン接種率が84%に上がっていることから、厳格な水際対策を見直すことにした。
政府は、水際対策緩和後もすべての入国者に少なくとも7日間の隔離を求める予定。ワクチン接種済みのニュージーランド国民は1月16日からオーストラリアからの帰国が可能になり、2月13日からは他の国からの帰国も認められる。観光客の入国は、高リスク国を除き、ワクチン接種証明と検査での陰性証明の提示を条件に4月30日から認める予定だ。
また、政府は12月2日からオークランドでバーやレストラン、ジムなどの屋内施設の再開を認めると発表。オークランドでは現在、90日以上にわたるロックダウンが続いている。