日本海に面する京都府与謝郡伊根町が持続可能な観光地づくりに乗り出す。NECソリューションイノベータ、サーベイリサーチセンターが実施する伊根町への来訪者を対象とした動向調査に、海の京都DMO伊根地域本部(伊根町観光協会)がトライアルで参画。観光拠点の集客施設や宿泊施設に設置したアンケートに対し、QRコードを通じてウェブ上で回答を求める。伊根町への来訪者の訪問動機や趣向を把握することで、今後の施策やプロモーションにつなげたい考えだ。
伊根町は伊根湾沿いに立ち並ぶ、船の収納庫の上に住居を構えた伝統的建造物「伊根の舟屋」で知られる。展望台から伊根湾の風景と共に舟屋を眺めたり、または海の上で波に揺られながら漁師から見た舟屋の景色を味わったりできる。シーカヤック、漁港めしなども有名だ。
NECソリューションイノベータは「住民、地域のための観光をデータを活用して実現させ、持続可能な観光地域づくりにつなげたい」としている。