【図解】訪日外国人数、2月は279万人、単月でコロナ禍以降で最多 -日本政府観光局(速報)

日本政府観光局(JNTO)によると、2024年2月の訪日外国人旅行者数(推計値)は2019年比7.1%増の278万8000人となった(2019年実数:260万4322人)。単月でコロナ禍以降の最多数であり、2月としても過去最高を大きく更新。うるう年で日数が1日多かったうえ、旧正月(春節)も2月中旬であったことが、大きく影響した。

訪日外客数を地域別でみると、多い順に、韓国が81万8500人(2019年比14.3%増)、台湾が50万2200人(同25.6%増)、中国が45万9400人(同36.5%減)、香港が20万5900人(同14.8%増)、米国が14万8700人(同60.5%増)。

JNTOによると、23市場のうち、フィリピン(同85.4%増の6万5200人)やマレーシア(同64.2%増の6万200人)など19市場で2月の過去最高を記録。台湾、ベトナム(同52.6%増の6万100人)は、単月の過去最高を更新したという。

航空データOAG社のデータによると、2024年2月に国内主要空港(成田、関空、羽田、福岡、名古屋、札幌)に到着した国際線は、便数が2019年比6.5%減の1万8324便(1272便減)、座席数は4.6%減の430万1308席(20万8362席減)まで戻ってきた。

空港別では、羽田空港(便数29.1%増の4184便、席数23.0%増の102万924席)と福岡空港(便数13.3%増の1750便、席数13.0%増の36万7379席)はさらに増減率を伸ばし、特に羽田空港の便数はコロナ前を3割上回るほどに拡大している。その他の空港はコロナ以前の水準には戻っていないものの、少しずつ減少幅が縮小しており、関空(便数14.9%減の4625便、席数9.9%減の105万364席)は席数が約9割まで回復している。

訪日外国人数の月次推移と市場別の数値は以下のとおり。

※本グラフはコピー&ペーストで自由に転載可

JNTO資料(対2019年比)より

JNTO資料(対2023年比)より

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