イラストデジタルマップを運営するStroly社はこのほど、三重県伊勢市の「おかげ横丁デジタル絵地図」に防災情報を追加するとともに、多言語化に対応した。国内旅行者だけなく、訪日外国人旅行者が災害に遭うケースも想定し、AED設置場所や救護室、災害発生時の一時避難場所といった防災情報を視認しやすいイラストアイコンなどで追加。さらに、マップ上の全情報を日本語と英語の2カ国語対応とした。
「おかげ横丁デジタル絵地図」は、おかげ横丁を運営する伊勢福が制作した「おかげ横丁絵地図」を2022年にStroly社がデジタル化したもので、年間約21万4000人の観光客が利用。今回追加した防災情報のほかにも、伊勢の名物である赤福や伊勢うどんの店舗・総合案内状、トイレなどを記した従来の絵地図上に、自分や友達の位置情報のマッピング、スポットごとのイベント情報やリアルタイムの混雑状況といったデジタルならではの情報を表示している。