観光庁が発表した宿泊旅行統計調査によると、2024年7月(第1次速報)の延べ宿泊者数は、前年同月比8.6%増、2019年同月比14.2%増の5915万人泊だった。外国人が前年同月比35.2%増、2019年同月比38.3%増の1494万人泊と大きく伸長。日本人も前年比1.9%増、2019年比7.9%増の4421万人泊と、6月の前年同月比2.4%減(3689万人泊・第2次速報)からプラス成長に転じた。
客室稼働率は61.8%。前年同月比では3.9ポイント増、2019年同月比では1.5ポイント減となった。施設タイプ別では、旅館35.9%、リゾートホテル58%、ビジネスホテル74.7%、シティホテル74.2%、簡易宿所30.2%。前年比では総じて上昇しているものの、旅館のみ1ポイント減と微減だった。また、シティホテルは前年同月比では5.2ポイント増と好調だが、コロナ禍前の2019年比では6.4ポイント減にとどまった。
なお、石川県、福井県、富山県の数値には能登半島地震の二次避難者が含まれている可能性がある。