CRM領域の総合マーケティング支援をおこなうフュージョン社とマーケティング支援事業を提供するネオマーケティング社は、全国の20歳以上の男女を対象に「ポイントプログラム設計・導入後運用の課題実態調査」を実施した。これは、各カテゴリー別のポイントプログラムについて、顧客となる消費者がどのように感じているかを調査したもの。
その結果によると、90%以上がなんらかのポイントをためており、ポイントの種類では「クレジットカードのポイント(アプリ含む)」が68.5%で最多となった。次が「オンラインショッピングサイトのポイント」の54.7%。
実店舗のポイントでは、「小売店のポイントカード(アプリ含む)」は44.1%、「飲食店のポイントカード(アプリ含む)」は23.5%、「サービス業のポイント(美容院、フィットネスなど)」は16.3%と、利用割合に大きな差が見られた。
満足度については、「非常に満足している」と「満足している」の合算の割合が64.0%となり、「非常に不満がある」と「不満がある」の合算の割合7.0%を大きく上回った。
ポイントサービスへの参加理由のトップは、「ポイントが貯まりやすいなら参加したい」で63.1%。このほか、「ポイントの有効期限が長く、自由度が高い」「コストがかからない」「ポイントの利用先が多い」が上位を占めた。また、特に女性の間では、「定期的に利用する店舗なら参加したい」(40.8%)や「特典やサービスが魅力的なら参加したい」(36.8%)にも一定数集まった。
このほか、ポイントサービスの好感度については、トップは77.1%で「ポイントや現金の還元がある」。次に高い割合となったのは「個人情報の管理がしっかりしている」で、特に50代女性では半数を超えた。また、「知らない間にポイントがたまっていく」など「思いがけない発見・良い体験をしたことがある」人の割合は5人に1人(23.8%)となった。