KNT-CTホールディングス代表取締役社長 小山佳延氏が、2025年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。
小山氏は、2025年もコンプライアンスとガバナンスの両面からの企業風土改革を推し進め、全社一丸となって信頼回復に努めるとともに、旅行事業の根幹となる「安全の確保」について、安全管理体制の一層の強化に取り組むと述べた。
また、同社は1955年の創立から2025年で70周年を迎える。国内旅行と訪日旅行の拡大、海外旅行のさらなる活性化を目指すために、未来を見すえた変化対応型企業、本物の価値を創造する企業として、同社グループだからこそできることに挑戦していく。
発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。
2025年 社長年頭あいさつ
謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
昨年は、元日の能登半島地震をはじめ、夏場に迷走を繰り返した台風や豪雨、南海トラフ地震臨時情報など、自然災害の脅威を痛感した一年でした。被災された皆さまにお見舞い申しあげますとともに、一日も早い復興を祈念しております。
また、当社グループにおきましては、近畿日本ツーリスト株式会社による新型コロナウィルス関連業務における過大請求、ならびにクラブツーリズム株式会社の主催ツアーにおけるバス事故等により、お客さまをはじめ、関係者の皆さまには多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしましたことを改めてお詫び申しあげます。
不祥事への再発防止策として取り組んでおりますコンプライアンスとガバナンスの両面からの企業風土改革をさらに推し進め、本年も全社一丸となって信頼回復に努めてまいります。同時に旅行事業の根幹となる「安全の確保」について、安全管理体制のより一層の強化に取り組んでまいります。
さて、本年は4月から始まる大阪・関西万博や9月に開催される東京2025世界陸上など大きな行事が目白押しであり、さらには、沖縄では新たなテーマパーク「ジャングリア」の開業が予定されています。これらを追い風に、国内旅行と訪日旅行の拡大、海外旅行についてもさらなる活性化を目指してまいります。当社グループは、「未来」を見据えた「変化対応型企業」として、絶えず変化し、多様化するニーズに対して「本物の価値を創造する企業」として、「当社グループだからできること」に挑戦をしてまいります。
1955年の当社創立より本年で70年を迎えます。
先に制定した当社グループのパーパス(存在意義)を踏まえ掲げたテーマ、「まだ見ぬところへ、まだ見ぬ明日へ ~70年ありがとう あなたと共にこれからも~」を胸に、未来に向かって歩みを進めてまいります。
本年もどうぞよろしくお願い申しあげます。
KNT-CTホールディングス株式会社
代表取締役社長 小山佳延