JAL、4~12月期は増収増益、純利益6%増、国際線が好調で旅客収入は10%増に

JALグループは2025年3月期第3四半期(2024年4月1日~12月31日)の業績を取りまとめた。売上収益は航空事業、非航空事業ともに前年比増。EBITも前年を上回り、増収増益を達成した。

売上収益は前年同期比10.9%増の1兆3859億円。営業費用は、円安による燃油費増および人的資本投資の増加などによって同11.0%増の1兆2537億円となったものの、EBITは同11.9%増の1442億円、純利益は同6.0%増の910億円を計上した。

セグメント別に見ると、フルサービスキャリア事業は、好調なインバウンドなど国際旅客の取り込み、需要喚起策による国内旅客の回復、貨物機を活用した高付加価値貨物の獲得などによって、売上収益は同8.7%増の1兆954億円となった。将来の事業拡大に向けて人的資本投資を増加させた結果、EBITは同3.9%減の986億円となった。

具体的には、国際旅客事業では、旅客数が同12.2%増の556万人となったことから、収入も同9.9%増の5186億円となった。国内旅客事業では、旅客数が同0.9%増の2690万人、収入は同2.7%増の4338億円。利用率が過去最高水準の82.9%となった。

LCC事業については、ZIPAIRは、北米・アジアを中心とした9路線で好調な訪日需要を獲得。旅客数は同22.7%増の102万人となり、収入も同31.9%増の517億円と好調に推移した。

SPRING JAPANは、需要の大きい北京および上海へ就航。旅客数は同26.8%増の73万8000人、収入は同51.7%増の137億円となった。

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