日系航空各社、年末年始の予約数が2ケタ増-内際とも好調(1)

本邦9社(※1)の航空会社が12月14日に発表した2012年度年末年始期間(2012年12月21日~2013年1月6日)の予約状況によると、国際線、国内線とも前年を大幅に上回り、好調に推移している。

国際線は、日本航空と全日空の大手2社合計の場合、提供座席数が8.7%増の90万8527席、予約数が8.6%増の70万6817人で、予約率は0.1ポイント減の77.8%。これに、今年から国際線を就航したスターフライヤー、ピーチ・アビエーション、エアアジア・ジャパンを加えると、提供座席数は前年の大手2社の合計値の15.7%増となる96万7279席、予約数が14.7%増の74万6793人となり、提供座席数、予約数とも2ケタ増となる。

方面別の予約状況は日本航空と全日空でそれぞれ異なり、日本航空は欧米、アジア、オセアニアの中・長距離方面で前年を上回った。前年を下回っている台湾線、ハワイ線、グアム線も、予約率ではグアム線が92.4%、ハワイ線が91.6%、台湾線が83.0%となっており、日本航空全体の予約率81.5%を上回っている。一方、全日空は、中国路線以外はすべて前年を上回った。特に北米が35.3%増、欧州が24.9%増と長距離が好調。中国路線は10.4%減で予約率も50.9%と低迷している。

国内線は、大手2社と新興航空会社4社(※2)の合計の提供座席数は0.9%減の621万178席、予約数は12.1%増の353万6458人で、予約率は6.6ポイント増の56.9%。これに、日系LCC3社を加えた9社合計では、提供座席数は3.1%増の646万1098席、予約数は17.2%増の369万8045人、予約率は6.9ポイント増の57.2%と増加する。

なお、LCC3社の国内線予約率は、ピーチ・アビエーションが61.6%、ジェットスター・ジャパンが65.5%、エアアジア・ジャパンが67.9%。大手2社と新興4社と比較すると、エア・ドゥが67.7%、ソラシド・エアが63.7%と同水準であるものの、そのほかは50%台となっており、LCCが早期に予約を取り込んでいることがわかる。

※1:日本航空、全日本空輸、スカイマーク、エア・ドゥ、ソラシド・エア、スターフライヤー、ピーチ・アビエーション、ジェットスター、エアアジア


※2:、スカイマーク、エア・ドゥ、ソラシド・エア、スターフライヤー、

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