アマデウスの2013年上半期(2013年6月期)決算は、収入が前年比5.7%増の15億9510万ユーロ、EBITDAは6.3%増の6億4,590万ユーロ、調整後利益は5.2%増の3億4960万ユーロで、増収増益となった。
特に旅行予約コンテンツ流通事業とITソリューション事業の成長が業績を牽引。旅行予約コンテンツ流通事業については、収入が5.0%増の12億1560万ユーロに増加し、旅行会社による航空予約数は5.8%増の2億3310万件、旅行会社の航空予約数の世界市場シェア(※注)は1.7ポイント増の40.0%に拡大した。また、ITソリューション事業の収入は8.0%増の3億7950万ユーロとなった。
この好結果の要因について、アマデウスでは航空会社のアマデウスアルテアへの移行が進み、搭乗旅客数が9.7%増の2億8410万人に大幅に増加したことを説明。2015年中には2012年比42%増の8億人以上になると見込んでいる。
※注:アマデウスがGDSで処理された航空予約件数から算出。ローカルCRS(主に中国、日本、韓国、ロシア)によって処理された航空予約とその他の種類の旅行予約(ホテル予約、レンタカー予約、 鉄道乗車券等)に関する処理件数は含まれていない。