JTBワールドバケーションズは、2014 年度上期商品の発売を1月14日から順次始めた。2014年度の商品は「期待を上回る満足の追求」をテーマに、選択肢の幅を広げるなど新たなサービスを展開。同社の2013年取扱い人数は135万人となる見込みだが、新商品の投入で2014年は145万人の取扱いを目指す。
まず、「添乗員同行型ツアー」として自由度の高い新商品「私だけの旅」を発表。従来、安心感はあったものの自由度のかけた添乗員同行ツアーで、観光や食事の選択の幅を拡大、1 つのツアーで個々の参加者が望む内容を提供する。観光はポイント制を導入し、そのポイント内で様々な観光コンテンツから選択する「選べる観光」を採用。食事は、複数の食事場所やメニューから選択できる「選べる食事」を取り入れた。同社によると、こうした選択をすることで、1つのツアーから1000通り以上の組合わせが可能となるという。
また、ルックJTBとして初となる「ダイナミックパッケージ」を投入。消費者の安心感や品質への不安を払拭し、航空座席の「並び席」や「現地ラウンジの利用」、「独自の旅程保証」など、安心とサポートを付加。まずは、全30都市、131の航空会社と約420のフライトパターンを用意(往復直行便利用)。450 軒以上のホテルと組み合わせが可能で「ルックJTBラウンジ」や現地の専用バスなどの利用も可能とする。
▼現地サポート体制を強化、専用アプリも投入
ルックJTBは、2014 年度上期からの取組みとして観光スポットやレストラン情報がその場で確認できる「ルックJTBアプリ」の提供を18都市で開始。また、「ルックJTB専用ラウンジ」をハワイ(ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ内)、ロンドン、グアム国際空港などに新設する。こうした新サービスで現地でのサポート体制を強化する考えだ。
▼「商品の選びやすさ」で2014年は取扱人数145万人を目指す
同社は2010 年度から 3 年間、商品の革新を実施してきた。その次のステージとしては、商品体系を明確化、「商品の選びやすさ」に重点をおいて展開している。同社によると、その結果、2013年は高い品質水準にこだわった商品づくりを実施したハワイ、ヨーロッパが多くの旅行者に支持され、好調だった前年を上回る伸びとなったという。
2014年は、さらに商品の選択肢を拡大するなどの商品展開で、取扱い人数でさらなる伸びを期待、前年比108%(2013 年度は135万人見込み)となる145万人を目指す考えだ。