ヒルトン・ワールドワイドがアジア・太平洋地域で実施した「食のデスティネーション」に関する調査で、同地域内での「好きな食のデスティネーション」に日本をあげた回答は19%となり、全体の1位となった。2位はタイ(12%)、3位は韓国(11%)。
今回の調査で全体の36%が「食が旅行先を選ぶ重要な決定要因」と認識しており、「食を全く考慮しない」という回答はわずか5%。食のデスティネーションに求めるものとしては49%が料理のバラエティとしており、続いて地元の珍味や名物のある土地、文化的な食体験、ユニークな地元料理などがあげられた。
また、旅行中の行動にも影響しており、全体の49%が旅行費用の半分の金額を飲食費に割り当てていることが判明。90%が現地の名物料理を目当てに足を運び、87%が地元のレストランや屋台を探す、79%が目的地への訪問の際にはフード・フェスティバルやフード・マーケットのような食文化を体感できる場所を探すと回答している。
このほか調査では、全体の19%が自国を「食のデスティネーション」であると選択したことも発表。この傾向はインドネシア、オーストラリア、韓国、日本、マレーシア出身の回答者に多く見られたという。
同調査はアジア太平洋の9か国地域(シンガポール、香港、オーストラリア、日本、タイ、韓国、マレーシア、中国、インドネシア)で、2013年に実施。対象者は18歳以上の男女2700名の旅行者。
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