上場企業が予想する1年後の円レートは1ドル=105.7円、2年連続の円安予想に

内閣府が東京・名古屋の証券取引所1部・2部上場企業を対象に実施した「企業行動に関するアンケート調査結果」で、1年後(2015年1月頃)の予想円レートは105.7円/ドルとなった。昨年に引き続き、前年度調査時よりも円安予想となった。また、今回の調査直前月(2013年12月)の円レート(103.5円/ドル)よりも、2.3円の円安となる見通しだ。

なお、2014年度の実質経済成長率の見通しは1.3%で、5年連続で前年の前年度調査の1.2%を上回った。実際の市場価格で示す名目経済成長率の予想は1.7%。名目経済成長率の見通しが実質経済成長率の見通しを上回ったのは、双方の調査を開始した2003年度以来、初めてのことで、企業が物価上昇を見込んでいることが示唆されているとしている。

調査は2014年1月に東京、名古屋の証券取引所第1部・第2部の上場全企業2395社を対象に実施。回答企業は867社。


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