訪日旅行者が出発前に役立った情報源、1位は「個人のブログ」、日本滞在中はスマホで37%

観光庁が取りまとめた2013年の訪日外国人消費動向調査の年次報告書によると、訪日外国人が出発前に得た旅行情報源で役だったのは、自身で購入するガイドブックよりも個人のブログのほうが高いことが明らかになった。

出発前に役立った旅行情報源はロンリープラネット(6.8%)、ミシュラン(1.1%)、その他ガイドブック(12.2%)などのガイドブックに対し、個人のブログは24.1%、日本政府観光局(JNTO)ホームページ10.8%、旅行会社ホームページ11.6%、宿泊施設ホームページ(10.3%)とインターネットが幅広く役立っていることがわかる。中で個人のブログが役立ったという回答を国別でみると、韓国が41.0%、台湾が36.2%、香港が30.8%などアジア圏で多い。その他、知人からのクチコミも比較的高く、自国の親戚・知人(18.6%)、日本在住の親戚・知人(20.3%)などとなっている。

日本滞在中に得た旅行情報で役に立ったものでは、インターネット(スマートフォン)が37.7%、インターネット(パソコン)が36.8%で、3位以下を離して高い支持を集めた。スマートフォンはいずれの国・地域からの旅行者でも3割を超えたといい、訪日客の誘致と受入整備に、インターネットの情報発信の重要性が強まっているといえるだろう。

なお、日本滞在中にあると便利な情報としては交通手段が59.7%で、アクセス面の情報への強いニーズが判明した。次いで飲食店が40.5%、宿泊施設が34.7%という結果だった。

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