フジヤマNAVIが富士山5合目で実施した「富士登山の直前と直後の意識比較調査」によると、富士山に登山直後の人の81.3%が富士登山への再登頂に意欲を示した。特に「絶対にまた登りたい」と強い意欲を持つ人は26.6%で、4人に1人以上が強いリピート意欲を抱くことが判明した。
富士山の登頂で感動したことでは「雲海の素晴らしさ」(6.3%)、「自然の素晴らしさ」(5.7%)、「ご来光の素晴らしさ」(5.2%)など、富士山で見た景色の感想が多く上がった。また、「大きな達成感」(1.6%)、「自分がまだ登山できると自信を持てた」(1.6%)など、精神面での充実をあげる人も見られた。
また、登頂によって得られるものについて、登頂前に期待するものは「達成感」(82.2%)、「自然のパワー」(55.3%)、「忍耐力」(27.7%)が高い。登頂後の感想でも順位も変わらないが、「忍耐力」の回答率は39.1%に上昇。また、「助け合う気持ち」が6位から4位に、「体力」も15%弱上がるなど、「忍耐力」や「助け合う気持ち」「体力」が期待以上に得られたと感じているようだ。
登山前に「頂上まで登り切る予定」と回答した割合は98.5%で、そのうち頂上に辿り着いたのは87.0%。11.5%が完全登頂できず、10人に1人が断念する富士登山だが、「もう二度と登りたくない」は14.6%にとどまり、過酷な中でも人を引き付ける魅力が大きいことがうかがえる。
調査は2014年7月11日~13日まで、山梨川5合目で実施。登山前の人は264名、登山直後の人は192名。
(トラベルボイス編集部)