トラベルズー・ジャパンがアジア太平洋5か国地域の登録読者を対象に実施した旅行の意識・動向調査で、日本が「2015年に訪れたい国」の1位となった。対象は、中国、香港、台湾、日本、オーストラリアで、日本への訪問意向は5か国地域全体で35.6%。前年の33.7%を上回り、首位を維持した。
特に台湾は55.6%(前年:52.8%)、香港は49.2%(43.2%)、中国は39.6%(29.3%)と前年を大きく上回り、中華圏合計では48%と約5割が訪日旅行を希望。ただし、オーストラリアは1位が自国(49.6%)で以下、北米や欧州などで、日本を含むアジアはベスト5に入っていなかった。日本も1位米国、2位日本以下は欧州で、アジアはランク外だった。
一人当たりの旅行予定回数は中国が6.4回でトップ、日本は5.2回で2位。オーストラリアは3.8回で最も少なかったが、一人当たりの旅行予算は1万483米ドルで最も高く、最低額だった日本の4605ドルの2倍以上の額となった。
なお、旅行意向では「こだわりの旅」のニーズが増加しており、5か国全体では5割強、日本では7割強が今までの旅行よりも一歩踏み出した体験を求めているという。具体的にはお祭りやその国の文化体験、食文化体験が3割を超え、ハイキングやエコツアーなどの自然散策が14.7%で続いた。
調査は2014年11月2日~30日まで、トラベルズー・アジア・パシフィック登録読者を対象に実施。有効回答数は4322名。
(トラベルボイス編集部)