マイボイスコムは「オンライン旅行サイト」に関する調査結果として、直近1年間に消費者に最も利用された旅行サイトが「楽天トラベル」(22.7%)であると発表した。2位は「じゃらんnet」(18.3%)で、女性30代以下は「じゃらんnet」がトップ。この2サイトが3位「JTB」(8.6%)を引き離して2強となっているが、海外旅行に限ると「HIS」「JAL」「エクスペディア」の比率が高まるという。 *右画像は報道資料より。クリックで拡大。
旅行サイトで利用した情報・機能は全体的には「宿泊施設の予約・申込み」(58.2%)が最多だが、各社の特徴によって異なる。「楽天トラベル」「じゃらんnet」「エクスペディア」などOTAのサイトでは「宿泊施設の予約・申込み」、「阪急交通社」「クラブツーリズム」「読売旅行」など、メディア系旅行会社のサイトでは「ツアーパックの予約・申込み」が多い。さらに「トラベルコちゃん」「エクスペディア」では「価格・費用等の比較」の利用比率が高まるという。
旅行サイト利用時に重視する点としては「情報量が多い」(39.6%)、「プランの種類が豊富」(37.4%)、「情報が信頼できる」(37.2%)がそれぞれ4割弱となり、「量」に加えて「信頼性」の2つが重要な要素となっているようだ。
サイト別では、「楽天トラベル」では「ポイントがたまる」、「阪急交通社」「クラブツーリズム」「読売旅行」では「プランの種類が豊富」、「JTB」「JAL」「ANA」「JCBトラベル」では「情報が信頼できる」、「エクスペディア」では「オンラインで予約が可能」などとなっており、各サイトや商品の特色を理解した上で利用している状況が窺い知れる結果となった。
調査はマイボイスコムのアンケートモニターを対象にインターネットで行ない、回答者数は10代~50代以上の1万1967名。直近1年間に国内旅行に出かけた人の割合は66.7%で、国内旅行が53.2%、海外旅行が2.3%、国内旅行と海外旅行が10.2%。
(トラベルボイス編集部)