オンライン飲食店予約サービス「オープンテーブル(Open Table)」は、このほど飲食店向けサービス「ゲストセンター(Guest Center)」を都内数店舗に試験導入した。米国や英国、ドイツではすでに正式公開されているもので、日本での導入は今回が初めて。試用期間を完了後、年内の正式公開を行う見通しだ。
「ゲストセンター」は、予約・配席状況や顧客情報などのデータを管理・蓄積すると同時に、そのデータ分析の結果をもとに店舗運営やマーケティングに活用できるクラウド型サービス。これを導入することでオンライン予約の管理が簡単にできるようになるだけでなく、電話予約の記録や顧客管理、配席管理を一元化できる。また、全世界3万2000店とつながる同社のネットワークに連携され、オープンテーブルのウェブサイトやスマートフォンアプリに自店舗情報が掲載されるようになる。
加えて運営支援ツールも提供されているため、店舗のウェブサイトをスマートフォン用にアレンジしたり、店舗ホームページやフェイスブックページからの予約受付、電子メールを通じたマーケティングなども実施しやすくなる。
日本での試験運用開始に際し、同社代表兼CEOのマシュー・ロバーツ氏は「ゲストセンターは、技術とデザイン両面においてオープンテーブルの大きな飛躍を意味する。現在、試験導入しているレストランのみなさまにゲストセンターを試していただき、フィードバックを頂きながら、日本での正式サービス開始に向けて、さらに完成度を高めていきたい。」とコメントしている。