直販率を49%にして過去最高の売上・単価達成、ミシュラン掲載ホテルの龍名館東京

「ミシュラン東京」に4年連続で掲載されている「ホテル龍名館東京」(135室)は、4期連続で売上高・客室単価が過去最高を更新したと発表した。

2014年3月期の売上高は決算期変更に伴う9か月の変則決算で5億6256万円。変更を調整した年度ベース(2013年4月~2014年3月)では前年比1%増の約7億4476万円、客室平均単価は5.4%増の1万6944円と45か月連続での過去最高となった。2015年4月も過去最高の1万8042円になったという。

好業績について、ホテル龍名館東京では、ホームページでの集客数増加にあわせて販売代理店契約の見直しを実施したと説明。自社販売の客室数を増やし、直販率を前年よりも9.7ポイント増の48.7%に引き上げた。さらに2014年4月に客室単価を5.9%アップし、スタンダードシングル(66室)の場合で1万8000円に設定。これらの策が、売上高と客室平均単価の向上に寄与したと見ている。稼働率は3.9ポイント減の89.2%となったが、今後は価格コントロールで需要の低い日の事前予約を増やし、稼働率向上も図っていくとしている。

なお、ホテル龍名館東京はスモールラグジュアリーホテルを標榜する創業117年の元旅館ホテル。東京駅前に立地し、「ミシュラン東京」には2012年版以降、4年連続で掲載されているほか、トリップアドバイザーによる「外国人に人気のホテルと旅館2014」で全国14位にもランクインした。

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