女性の通販利用、ゴールデンタイムは20時~22時、旅行・レジャーの年間利用額は30.4万円 -QVC

通販会社のQVCジャパンが、通販利用経験のある20~50代女性を対象に実施した「通販利用実態調査」でスマホやタブレットなどモバイルでのネットショッピングを利用すると回答した人が58.5%と約6割になることがわかった(複数回答)。テレビは100%、PC利用は89.0%、カタログは69.0%で、1週間の総通販利用時間は7時間11分に及ぶ。

PCやモバイルをあわせたネットショッピングでは平日が38.4分、休日が42.0分、テレビショッピングでは平日が21.2分、休日が24.6分。年代別でみると20代はネットショッピングの時間が長く、40代はテレビショッピングの時間が長い。ネットとテレビ双方の合計では40代が7時間44分で、最も通販に費やす時間が長いことが判明した。

平日の利用時間を見ると、最も多いのは20時~22時でPC及びモバイルとも4割を超えた。次いで18時~20時、22時~24時と夜の時間帯が続く。全体的にPCでの利用が多いものの、40代に限ると、ピーク時の20時~22時はモバイル(50.0%)がPC(46.1%)を上回った。昼のピークである12時~14時も、モバイル(29.2%)がPC(23.6%)を逆転する現象が起きている。

最もお金をかける分野と年間の通販利用額については、1位は食で26.3%・金額は49.5万円。旅行・レジャーは18.3%で2位となり、年間利用額は30.4万円となった。旅行・レジャーを年代別でみると、50代が43.4万円と年代に比例して高額になる。

40代は、ファッション、美容、趣味、健康の分野で最も高額消費であったが、旅行・レジャーは28.7万円で、食の61.0万円、ファッションの42.5万円よりも低い結果となった。

このほか、理想の買物については「いろいろなものを見たり選んだりすることができ、買物のプロセスから楽しめること」(94.8%)、「好きな時に買い物ができること」(94.0%)、「特典があること」(87.3%)が上位に。不満点は「気軽に試してみることができない」(42.8%)や「情報が多すぎてほしいものや好みのものが見つけられない」(40.0%)が上がった。

調査は2015年4月24日~27日まで、過去1年間に通販利用の経験がある20~50代女性400人を対象に、インターネットで実施した。

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