世界210カ国・28産業を対象に市場分析を行うユーロモニターインターナショナル社がとりまとめた旅行業界のトレンド調査で、モバイル端末経由の旅行予約売上げ実績(2014年)は、スウェーデンが約3割で首位、次いで日本が2位、オーストラリアが3位となっていることが分かった。
2014年のモバイル端末による旅行予約実績は以下のとおり。
ユーロモニターでは、オンライン予約による世界の売り上げのうち5分の1がすでにスマートフォンなどモバイルからのものに移行していると分析。今後も指数関数的な成長が見込まれるとし、2019年にはネット予約全体の26%がモバイルに移行、そのうち35%がOTAを経由したものになるとの予測も発表した。
世界のOTA各企業の総売り上げをみると、2014年はエクスペディアとプライスラインの2大グループが500億ドル超えを記録。続いて3位がオービッツ(2015年にエクスペディアが買収)、4位「eDreams Odigeo」、5位「Ctrip」となっている。
同社では、大企業による独占的な状況は引き続き続くものの、新たなキープレーヤーが徐々に頭角を現す可能性もあるとしている。
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