栃木・足利銀行グループの調査機関あしぎん総合研究所は、このほど一年を通じて日光を訪れた外国人へのアンケートをもとにした「日光インバウンド調査」の結果を発表した。それによると、全体の87.6%が「訪問一回目」で、そのうち約6割が日帰り旅行であることが分かった。
調査対象となった外国人旅行者のうち、宿泊を伴う訪問客では、約半数が「1泊」の滞在。同研究所では日光の最大の優位性を「首都圏からの近さ」であるとし、「四季が楽しめる自然エリア」「歴史文化遺産(世界遺産)」「温泉宿泊」の3点をピーアルのポイントであると分析した。
また、利用された交通手段は、9割が鉄道利用だった。一方で旅行者が不便と感じる声としては、バスに関するものが多かったことから、今後は鉄道とバスを対象にした交通案内パンフレットの用意などを検討する余地があるとしている。
この調査は、2014年7月26日以降、四季を通じて実施されたもの。有効サンプル数は1870。アンケートは日光東照宮や東武日光駅、JR日光駅のほか、バックパッカー向けの市内宿泊施設で実施された。
詳細は調査報告書を参照。報告書「日光インバウンド調査」は以下よりダウンロードできる。