レストラン予約サービスを行うオープンテーブルは、このほど「外食とデジタル活用に関する調査」を実施した。日本とアメリカ、イギリスを対象に、レストランに行く前と来店中の行動にフォーカスを当てて国際比較を行ったもの。
それによると、日本人で外食前にレストランを検索するのは81%(米:87%、英:85%)。また、「レストランの写真を見る」(日本:70%、米:59%、英:63%)、「アクセスを調べる」(日本:82%、米:59%、英:62%)といった情報収集行動をとる日本人が、アメリカやイギリスよりも多いことが分かった。
外食前のデジタル利用状況は以下のとおり。
レストラン来店時の行動をみると、「何を注文するか決めるためにクチコミや写真をリサーチする」(日本:21%、米:25%、英:21%)割合は3か国でほぼ横並びとなった。一方、「記念として残すために写真を撮る」(日本:31%、米:23%、英:27%)のは日本人が最も多く、「ソーシャルメディアに写真を投稿する」(日本:12%、米:15%、英:17%)のはイギリス人が最も多い結果となった。
来店時のデジタル利用状況は以下のとおり。
なお、レストランに関するクチコミ情報の利用では、日本人で「グルメ評論家のクチコミ」(26%)よりも「一般利用者による口コミ」(47%)を重視することが分かった。この傾向は3か国で共通しているが、グルメ評論家による情報を読む割合は日本が最も低かったという。
この調査は、2015年6月にオープンテーブル会員を対象に実施されたもの。有効回答数は920名。