NTTレゾナントは栃木・日光市の社寺や観光地スポット、店舗など100か所以上で、観光アプリ「日光ガイド powered by goo」のスマートフォンなどでの近距離通信の仕組み「Beacon(ビーコン)」活用による実証実験を開始した。
対応言語は、日本語以外に英語、中国語、韓国語に対応。実験期間は2015年10月1日から12月28日までの予定となっている。
このアプリは、現地を訪れた観光客の位置情報を把握することができるため、各スポットの「近くにいる観光客」(ビーコンが設置されている場所から20~50メートル圏内)に向けて、ピンポイントな店舗情報や観光スポット情報、アラーム情報などを通知できるもの。利用イメージは以下のとおり。
また、アプリではクチコミ情報の共有もできるため、たとえば過去に現地を訪れた旅行者による「トイレがある」「喫煙所がある」「英語が話せる人がいる」「無料Wi-Fiスポットがある」といった情報を得ることも可能だ。これにより、ガイドブックでは取得しにくい情報を案内できるうえ、旅行者同士のコミュニケーションにつなげられる点も特徴となっている。
さらに、日光千姫物語、日光金谷ホテル、中善寺金谷ホテルといった宿泊施設では、ビーコンが装着されたレンタルカメラの提供もおこなう。アプリとカメラの距離が離れた際にアラートを配信することができるため、カメラの盗難や置き忘れ防止に役立つ仕組みが考慮されている。
今回の実証実験の対象エリアは、日光の世界遺産「日光の社寺」を含め、観光スポットや店舗など113か所を予定。同社では、結果を分析することで、国内外から訪れる観光客の利便性を高めると同時に、地域活性化につなげていく計画としている。
アプリの説明やダウンロードは以下専用サイトまで。