米フェイスブック(Facebook)はこのほど、2015年第3四半期の業績概要を発表した。
それによると、第3四半期の売上高は45億ドルで、広告事業の売り上げは前年同期比45%増の43億円(為替の影響を除くと57%増)。全広告売り上げの約78%がモバイル広告で、前年同期比73%増の34億円となっている。
売上高の推移と広告売り上げのシェアは以下のとおり。
利用者数をみると、2015年9月時点での月間アクティブ利用者数は、前年比14%増の15億5000万人。毎日利用する「デイリーアクティブ利用者」は17%増の約10億人。モバイル端末からの月間利用者は23%増の13億9000万人となった。
また、フェイスブック上での動画再生回数は1日あたり80億以上を数え、5億人以上が毎日動画を再生した状況が明らかになった。
同時に、フェイスブックグループが運営する写真投稿型SNSツール「インスタグラム(Instagram)」の利用者は、月間4億人に達し、毎日8000万以上の写真がシェアされている結果も明らかにされた。
第4四半期も現在注力しているモバイル移行に向けた投資を進める方針で、「フェイスブック」「インスタグラム」の機能充実や広告プログラムの拡大を行うとともに、両アプリを横断する共通利用者に向けたキャンペーンなども強化する予定。
また、企業マーケティング担当者にテレビ広告を補完する機能として好評を得ている「動画広告」の導入促進をおこなっていく計画としている。
関連記事>>>