東京地下鉄(東京メトロ)は2015年12月10日より、表参道駅と日本橋駅で駅の出口を案内するアプリを運用開始した。
アプリ名は「東京メトロおてがる出口案内アプリ」。地下鉄駅構内ではGPSの電波が届きにくいという問題があるが、このサービスは近距離通信技術を使って利用者をスムーズに案内することができるようにした。利用者が設定した目的地に従って最寄りの改札や出口番号を表示するほか、間違ったルートに進んだ場合には振動(バイブレーション)で通知する。「歩きスマホ」の抑止を意識して、画面表示はシンプルにして振動の効果を活用したという。
アプリはスマートフォンで利用できるほか、アップルウォッチなどのスマートウォッチにも対応している(Android、iOS)。端末上でBluetooth機能をオンにする必要がある。
アプリの利用イメージは以下のとおり。操作方法がわかる紹介動画も公開されている。
【メトロラボ第1弾】東京メトロおてがる出口案内アプリ操作方法(Youtube:約1分半)
これは、同社が推進する「東京メトロ "魅力発信" プロジェクト」の一環。NTTドコモの協力を得て、2016年3月中旬までの実証実験として実施される。
また、公式アプリを通じたサービスを開発・公開する「メトロラボ」では、今後、同じ技術を活用した出口案内アプリの提供拡大や、スマートフォンゲーム、クーポン配信の実証実験なども行う予定となっている。