若者が写真・動画を投稿する理由、女性は「センスがあると思ってほしい」、男性は「驚いてもらいたい」

NTTアドは、このほど若年層(16歳~25歳)を対象に、写真や動画を使ってコミュニケーションをとる「ビジュアルコミュニケーション」の利用実態を調査した。それによると、何らかの写真を投稿している人の割合は全体の80.8%。1日に1回以上写真の投稿をする割合は、男性が18.9%で女性が22.2%となった。

一方、数秒から1分程度の比較的短い動画を投稿する人の割合は37.3%。男性では「1日に1回以上短い動画を投稿する」人が12.8%およぶことが判明。写真と比較して少ないとはいえ、動画投稿の利用者も一定量存在することが明らかになった。1分以上の長い動画の利用者は全体の26.5%だった。

写真や短い動画の投稿状況は以下のとおり。

NTTアド:報道資料より

また、この調査では、写真も動画も投稿する人を「ムービー利用派」、写真は投稿するが動画は投稿しない人を「フォト限定派」にタイプ分けをしてコミュニケーションの傾向を分析した。

その結果、男性ムービー利用派では「仲間内への投稿」「自分自身の姿や特技のアピール」をおこなう傾向が強い一方、女性ムービー利用派は「不特定多数への投稿」「仲間との親密性のアピール」が多い傾向が判明。

さらに、写真や動画を不特定多数にシェアすることで印象に残したいことは、女性ムービー派では「センスがあると思ってほしい」「あこがれてもらいたい」「感動してほしい」など、感度の高さをアピールする人の多さが特徴的。反して男性は「驚いてもらいたい」「珍しいと思ってもらいたい」など、明るい・面白いキャラクターをアピールする傾向が強いことがわかった。

同社ではこういった傾向から、「ビジュアルコミュニケーション」のけん引役は女性ムービー利用派であると定義。投稿するコンテンツのクオリティにこだわりをもち、仲間やネット全体の空気を読みながらコミュニケーションをとることに積極的だとしている。

NTTアド:報道資料より

この調査は、16歳から25歳までの男女1040サンプルを対象にしたもの。調査期間は2015年12月23日から24日。

レポート全文は以下ウェブサイトから参照できる。


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