米ニューヨーク市はこのほど、公営国際会議場「ジェイコブ・ジャヴィッツ・コンベンション・センター」の拡張計画を発表した。約10億ドルをかけて敷地を11万平方メートル拡張。会議や宴会スペースを約5倍に増やすことで、現地のMICE市場規模拡大をめざすもの。
同センターは、2014年に年間177件・のべ200万人が参加するイベント開催実績をもつ。同年、宿泊面では47万8000室、雇用面では1万7500名の需要を創出し、18億ドルにおよぶ経済効果をもたらしたという。
今回の拡張の着工は2016年後半を予定。敷地拡張のほか、会議棟の屋上にはハドソン川を見下ろす2500名収容可能なテラスを建設。4階建てのトラック専用ガレージ等も建設し、交通面で利便性向上や渋滞緩和にも対応する。公営機関としては州最大規模となる太陽光パネルの導入も計画している。